「お土産をもらったけど、どうやってお礼を言えばいいのか迷ってしまう…」そんな経験、誰にでも一度はあるのではないでしょうか?
友人や家族、職場の人、ビジネス関係の方など、相手との関係性によっても、適した伝え方は変わってきますよね。
この記事では、「女性向け」「やさしい口調」「初心者でもわかる」をキーワードに、シーン別・手段別のお礼の仕方を丁寧にご紹介していきます。
LINEやメール、口頭など、どんな場面でもすぐに使える例文つきでお届けしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「お土産をもらったら、お礼って必要?」と感じるあなたへ

「わざわざ言わなくてもいいのかな?」「ちょっと大げさになっちゃうかも…」と迷ってしまう人は、けっこう多いのではないでしょうか。
特に仲が良い人や、いつも何気なくやり取りしている相手に対しては、「あえて言葉にするのも気恥ずかしい」と感じることもありますよね。
でも、お土産って、その人が自分のことを考えてくれた“気持ちの贈り物”でもあります。
旅先でふと思い出してくれたり、「これ好きそうだな」って選んでくれた背景には、ちょっとした思いやりがあるんです。
そんな気持ちに対して、完璧な言葉じゃなくても「ありがとう」「うれしいな」と伝えるだけで、十分に感謝は伝わります。
逆に何も言わずにスルーしてしまうと、ちょっとした誤解を生んでしまうこともあるかもしれません。
「お礼って、心のやりとり」——そんな風に思えたら、ぐっと気楽に、でも心を込めて伝えられるようになるはずです。
【シーン別】お土産をもらったときのお礼の伝え方
親しい友人や家族へのカジュアルなお礼
仲のいい友だちや家族からのお土産は、気兼ねなく受け取れる嬉しいプレゼントですよね。だからこそ、かしこまらずに、心からの「ありがとう」を伝えるのが一番です。
たとえば、「わ〜!うれしい!こんなの大好き!ありがとう!」と、感情を素直に出すのがポイントです。相手もリラックスした関係だからこそ、あなたのリアクションがストレートに伝わります。「ちゃんと喜んでもらえたんだな」と安心してもらえるんですね。
もう少し言葉を添えたいときは、「〇〇のこと思い出して選んでくれたのかな?嬉しい!」や、「センスあるね、さすが!」といったように、相手の気遣いやセンスを褒めるのもおすすめです。家族に対してなら、「気にかけてくれてありがとう。帰ってくるの待ってたよ〜!」なんて、日常のあたたかさを込めるのも素敵ですね。
大事なのは、“自分の嬉しい気持ちをそのまま表現すること”。笑顔や声のトーンも大切な要素になります。「これ、今度一緒に食べようよ!」なんて誘いにつなげるのも、さらに良い雰囲気をつくる一言になりますよ。
職場の上司・目上の方に失礼なく感謝を伝える
職場の上司や、取引先の目上の方からお土産をいただいたときは、少し丁寧な表現を心がけましょう。ただし、堅すぎる必要はありません。気持ちがしっかり伝わるように、礼儀正しく、でも自然な敬語を選ぶことが大切です。
たとえば、口頭であれば「お心遣いをいただきまして、ありがとうございます。とても嬉しく思います」と一言添えるだけでも十分です。メールでお礼を送る場合は、「このたびはご丁寧なお土産を頂戴し、誠にありがとうございました。美味しくいただきました。お気遣いに心より感謝申し上げます」といった文章が使いやすく、印象もよくなります。
もし、職場全体に共有されたお土産であっても、「みなさんと一緒にありがたく頂きました。ありがとうございました」とひと声かけるのが丁寧なマナーです。
上司や目上の方との関係では、「気持ちを汲み取る姿勢」と「敬意を言葉で示すこと」がポイントです。あまりかしこまりすぎるとよそよそしくなるので、「ありがとうございました、旅行は楽しかったですか?」といった話題を添えると、自然な流れで会話も広がりますよ。
同僚・後輩・部下への自然なお礼の言葉
同じチームで働く同僚や、後輩、部下からのお土産には、フレンドリーさと感謝のバランスを大切にしたいところです。あまり堅くなりすぎず、でも「ちゃんと受け取って、嬉しかったよ」という気持ちが伝わるように心がけましょう。
たとえば、「ありがとう〜!こういうの大好き!嬉しい〜!」と素直なリアクションで伝えるのがベストです。「センスいいね」「〇〇らしいお土産だね」など、相手のチョイスを褒めるのも喜ばれます。
後輩や部下に対しては、感謝の気持ちと同時に「気を使ってくれてありがとう、そんな気遣いができるって素敵だね」といったように、少し褒める言葉を添えると、相手の自信にもつながります。職場の人間関係を円滑にするうえでも、こういった一言はとても大切です。
また、「今度、旅行の話もぜひ聞かせてね」など、相手の経験に興味を示すような返しをすることで、会話も広がって良い雰囲気に。お礼を伝えるだけでなく、会話のきっかけにするのもひとつの工夫です。
取引先・ビジネス相手への丁寧な表現例
ビジネスシーンでは、やはり礼儀と信頼が第一です。取引先や外部の関係者からお土産をいただいた場合は、感情的になりすぎず、品のある表現で感謝を伝えましょう。
口頭の場合は、「ご丁寧にお心遣いをいただきまして、誠にありがとうございます」といった丁寧な言葉で十分です。表情はにこやかに、でも言葉はきちんと。「ありがたく頂戴いたします」といった一言を加えるだけで、印象がグッと良くなります。
メールやお礼状を送る場合は、「このたびはご厚意にあずかり、誠にありがとうございました。お心遣いに深く感謝申し上げます」や、「社員一同でありがたく頂戴いたしました」など、少しフォーマルな文章を意識すると安心です。
また、いただいたお土産が地域の名産や限定品だった場合は、「〇〇の名産、初めていただきました。とても美味しかったです」など、具体的な感想を添えると誠実さが伝わります。
ビジネスの場面では、感謝の言葉そのものが“信用の証”。どんなに小さなお土産でも、丁寧に感謝を伝えることで、良好な関係を築くことができますよ。
【手段別】メール・LINE・手紙で感謝を伝えるコツ

LINEで軽く返すときの注意点
LINEは今や、家族や友人とのやり取りだけでなく、職場の人や知人との連絡にも使われることが増えてきましたよね。だからこそ、お土産をもらったときにLINEでお礼を伝える場面も多くなっています。でも、便利だからこそ「軽すぎる印象」になってしまうこともあるので、注意が必要です。
たとえば、スタンプだけで「ペコリ」や「ありがとう!」と送るのも気持ちは伝わりますが、それだけではやや物足りないこともあります。スタンプに頼りすぎず、ひとことでも言葉を添えるとぐんと印象が良くなります。
「わあ、ありがとう!さっそくいただいたよ〜!すごくおいしかった♪」「〇〇のことを思い出してくれてうれしいな!」など、少しでも“あなたのために選んだ”という相手の気持ちに触れる一文を加えると、とても丁寧な印象になります。
もちろん、相手との関係性にもよりますが、やり取りがカジュアルな人ほど、ちょっとした心遣いが差になります。スタンプ+ひとことのセットを意識すると、LINEでもきちんと気持ちを伝えられますよ。
ビジネスメールでのお礼マナー
ビジネスシーンでのメールは、相手との信頼関係を築く上でとても大切なコミュニケーション手段です。お土産をいただいたときも、きちんとしたメールでお礼を伝えることで、相手に「この人はしっかりしているな」と良い印象を持ってもらえます。
まず大切なのは、返信のタイミングです。できれば、もらったその日、もしくは翌日にはお礼のメールを送りましょう。あまり遅くなってしまうと、「お礼を言うつもりがなかったのかな?」と思われてしまうこともあるので、スピード感を意識するのが大事です。
件名は、相手からのメールに対して返信する場合は、件名を変えずにそのまま「Re:〇〇」形式でOKです。新しく送る場合は「お礼のご連絡」「お心遣いへの御礼」など、簡潔で分かりやすい件名にしましょう。
本文では、以下のような構成が好まれます。
-
お礼を伝える言葉(例:「このたびはご丁寧なお土産をいただき、誠にありがとうございました」)
-
具体的な感想(例:「スタッフ一同、美味しくいただきました」)
-
今後の関係性を意識した一文(例:「引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」)
堅すぎず、でも砕けすぎず。ビジネスメールでは「適度な丁寧さ」を意識することで、相手への敬意と好感の両方が伝わります。
手紙で丁寧に伝えるべき場面とは?
メールやLINEが主流になった現代でも、「手紙」という手段はやはり特別な印象を与えるものです。特にお世話になっている方や、年配の方、フォーマルな場面では、手書きの一筆を添えるだけでとても丁寧な印象になります。
たとえば、ビジネスパートナーや取引先の代表、または習い事の先生などからお土産をいただいた場合は、ちょっとしたカードや便箋に感謝の気持ちを綴ると、相手に誠意が伝わります。
内容としては、「〇〇をいただき、ありがとうございました」「とてもおいしく(または素敵に)いただきました」「お心遣いに感謝しております」といった基本の感謝の言葉に加え、「今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」といった一文を添えると、今後の関係性にもつながります。
また、手紙は文章の丁寧さだけでなく、書く人の「時間をかけて向き合ってくれた」という姿勢も伝わるのが特徴です。メールやLINEよりもずっと印象に残りやすいので、ここぞという場面では、手紙という選択肢もぜひ覚えておいてくださいね。
【例文付き】お土産のお礼に対する返事の仕方
メールでの返信マナー(件名・タイミング)
お土産をいただいたことに対するお礼のメールは、できるだけ早めに返信するのがマナーです。理想は、いただいた当日、遅くとも翌日中には返信できると好印象です。特に仕事関係の相手には、「丁寧でスピーディな対応」が信頼感につながります。
件名については、相手からのメールに返信する場合は件名を変えずにそのまま返信するのが基本です。件名を変更してしまうと、相手が「何の話だっけ?」と戸惑う原因にもなりますので注意しましょう。
新規で送る場合は、「お土産ありがとうございました」や「御礼のご連絡」など、シンプルで要点が伝わる件名を意識しましょう。
本文では、まず最初に感謝の気持ちを述べます。その後に「どのように受け取ったか」や「どんなふうに嬉しかったか」といった感想を添えると、よりあたたかみが出ます。そして最後には、「今後ともよろしくお願いします」といった締めの一言を入れると、丁寧で印象の良いメールになります。
例文:
件名:お土産ありがとうございました
〇〇様
いつもお世話になっております。
本日はお心のこもったお土産をいただき、誠にありがとうございました。
社員一同で美味しくいただきました。〇〇様のお気遣いに、心より感謝申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。△△株式会社 □□
形式的すぎず、でも礼儀正しく。相手との距離感に合わせて、言葉を少しずつ調整できるといいですね。
LINEやチャットの返信で気をつけたいこと
LINEや社内チャットなど、日常的なツールで感謝を伝えるときには、「カジュアルすぎず、でも堅すぎない」バランスが大切です。スタンプだけで返すのではなく、短くても文章で気持ちを伝えることで、相手の印象は大きく変わります。
たとえば、「ありがとう!」というひと言だけでも悪くはありませんが、少しだけ気持ちを膨らませて、「お土産ありがとう〜!嬉しかったよ!センスいいね♪」とすれば、受け取った相手の満足感はぐんと上がります。
また、相手との関係がビジネス寄りであっても、チャットでのやり取りが基本の職場では、「ありがとうございました。お気遣い、嬉しかったです」など、ややフォーマル寄りの口調にすることでバランスが取れます。
ポイントは、「スタンプだけにしないこと」「時間が空いてもきちんと返すこと」「相手の気遣いを具体的に受け取ること」の3つです。たとえ一言だけのやりとりでも、そこに“感謝の温度”を感じられるかどうかが大切なのです。
例文:
・「〇〇のお土産ありがとう〜!めっちゃうれしい!家でゆっくりいただくね♪」
・「わざわざ買ってきてくれてありがとう。出張、大変だったんじゃない?」
・「気遣ってくれてありがとう。とっても美味しかったです!」
ちょっとした返事でも、相手の心をふわっとあたたかくできるのがLINEの魅力。丁寧さとやわらかさのバランスを意識してみてくださいね。
相手別|お礼への返信文例集
ここでは、相手ごとに使いやすい返信例を紹介します。どれも自然でやさしい表現を意識しているので、ぜひご自身の言葉に合わせてアレンジしてみてください。
家族・友人への返信例
「〇〇のお土産ありがとう〜!さっそく食べたよ。めっちゃおいしかった♪本当にうれしい、いつもありがとう!」
「旅行楽しめたみたいでよかった!お土産まで気にかけてくれてうれしいよ。今度ゆっくり話聞かせてね♪」
→ 気持ちをそのままストレートに伝えるのがポイント。ややテンション高めでもOKです。
職場の上司への返信例
「お忙しい中、お土産をいただきありがとうございました。大変美味しく頂戴いたしました。いつも細やかなお心遣いに感謝しております。」
「このたびはご丁寧なお土産を頂戴し、誠にありがとうございました。皆でありがたくいただきました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。」
→ 敬語と丁寧さを意識。過度にかしこまらず、自然体を心がけましょう。
取引先・ビジネス相手への返信例
「このたびはお心のこもったお土産をお贈りいただき、誠にありがとうございました。スタッフ一同、美味しく頂戴いたしました。今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。」
「御社の〇〇をいただき、大変嬉しく存じます。丁寧なお心遣いに、心より御礼申し上げます。」
→ フォーマルな言葉選びが安心。あくまでビジネス上の丁寧さをベースに、感謝をしっかり伝えましょう。
【Q&A】お土産のお返しは必要?しないと失礼?

基本的にお返しは不要な理由
まず結論から言うと、お土産をもらった際に「必ずお返しをしなければならない」という決まりはありません。特に、旅行先で買ってきたお土産などは、「ついでに買ってきたよ」「〇〇さんにも喜んでもらえたらいいな」という気軽な気持ちで贈ってくれているケースがほとんどです。
お土産というのは、基本的に“気持ち”がメインです。感謝の気持ちをしっかり伝えるだけで、充分にお返しになっています。「ちゃんと喜んでくれた」「ありがとうと言ってくれた」と感じてもらえることが、相手にとっても何より嬉しいお返しなのです。
もちろん、毎回「何かを返さなきゃ…」と気にしすぎてしまうと、せっかくのお土産にプレッシャーを感じてしまいますよね。そうならないように、お礼の言葉+笑顔、またはLINEなどでの一言で、心のこもった“言葉のギフト”を大切にすると良いでしょう。
「いただいたことを当たり前にしない」「相手の気遣いに気づく」——この2つを意識して、無理に形にしようとせず、まずはしっかりと感謝を伝えること。それが一番大切です。
お返しをするなら、どんな品が適切?
とはいえ、「どうしても何かお返ししたい」「ちょっと高価なお土産だったから…」と気になってしまうこともありますよね。そんな時は、**あまり気を遣わせない“ちょっとしたもの”**を選ぶのがポイントです。
たとえば、個包装の焼き菓子やおしゃれなティーバッグ、おすすめのご当地スイーツなど、500円〜1000円程度で購入できる気軽なお菓子がおすすめです。また、相手が忙しそうな方であれば、消耗品(おしゃれなハンドクリームや入浴剤など)も好印象です。
贈るタイミングとしては、特別な日に合わせなくても、「今度〇〇に行ったときに思い出して買ってきました」くらいの軽さでOK。変に“義務的なお返し”にならないよう、あくまで「感謝の気持ちの延長」として渡すのが良いですね。
メモや小さなメッセージカードを添えるだけで、より気持ちが伝わりやすくなります。「先日はお土産ありがとうございました。とっても嬉しかったです。ささやかですが、良かったらどうぞ♪」などと一言加えれば、きっと気持ちよく受け取ってもらえるはずです。
高価なお土産をもらった場合の対応
もしも、明らかに高価なお土産やブランド品、現地でしか手に入らないレアなものなどをいただいた場合は、「これは何かお返ししたほうがいいかも…」と悩みますよね。
このようなケースでは、やはり何らかの形でお返しをすることをおすすめします。ただし、「金額を合わせなければ」と焦る必要はありません。あくまで、“気持ちに対する丁寧なリアクション”を意識すれば十分です。
たとえば、手土産やスイーツを別の機会に渡すのもいいですし、「この間のお礼です」といって、後日ちょっとしたカフェにお誘いするなど、形にとらわれないお返しの仕方も素敵です。
また、どうしても何も渡せる機会がなかった場合でも、メールや手紙で「とても高価なものを頂戴してしまい、恐縮です。本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます」と丁寧に伝えるだけでも、相手にはしっかりと気持ちが伝わります。
一番大切なのは、“もらったことを当たり前にせず、相手の厚意をきちんと受け止める姿勢”です。誠実に、素直に、そしてちょっとした気遣いを添えて行動すれば、きっと良い関係が築けるはずですよ。
プレゼントやお祝いを受け取ったときの感謝の伝え方
お土産だけでなく、誕生日プレゼントやお祝いの品など、相手から気持ちのこもった贈り物を受け取ったときにも、感謝の伝え方に悩むことってありますよね。「何を言えばちゃんと伝わるかな?」「言葉が足りなくて失礼に思われたらどうしよう」と不安になることもあると思います。
でも、難しく考える必要はありません。大切なのは、素直に「嬉しかった」という気持ちをそのまま伝えること。それだけで、相手は「贈ってよかったな」と思ってくれるものです。
たとえば、友人から誕生日プレゼントをもらったら、「わ〜!ありがとう!めっちゃ嬉しい!私の好みわかってるね〜」と喜びをそのまま言葉にするのが一番効果的です。ポイントは、「どこが嬉しかったか」を少しだけ具体的に伝えること。
「パッケージがすごく可愛いね」とか、「最近これ欲しかったから嬉しい〜」など、ちょっとした一言がリアルな喜びとして伝わります。
さらに、「今度これ使ったら写真送るね」とか、「次に会ったときに感想伝えるね」など、感謝の言葉の“その先”まで考えた一言を添えると、関係性がより深くなるきっかけになります。
贈り物を受け取ったときの感謝は、「モノ」に対してではなく、「気持ち」に対するお礼ということを忘れずに。丁寧に、でも自分らしく、あたたかい言葉で伝えていきましょう。
【目上の方向け】感謝を伝えるときの注意ポイント

目上の方やお世話になっている人に対して感謝を伝えるときは、少し言葉選びに注意が必要です。フランクすぎると失礼に感じさせてしまうこともありますし、かといって堅すぎると距離を感じさせてしまうことも。「丁寧で自然な表現」を意識することがポイントです。
まず、直接お礼を言える場面では、表情と声のトーンを意識するだけで印象が大きく変わります。「このたびは、素敵なお土産をありがとうございました。大変嬉しく、ありがたく頂戴いたしました」といったように、敬意のある言葉を笑顔で伝えることで、好印象を与えることができます。
もし直接会えない場合は、メールや手紙を活用しましょう。文面では「拝受いたしました」「ありがたく頂戴いたしました」「心より感謝申し上げます」などの格式のある表現を使うと、目上の方への敬意がしっかり伝わります。
また、言葉遣いだけでなく、言い回しのバリエーションも覚えておくと便利です。たとえば、「お気遣いをいただき、恐縮しております」「いつもながらのご配慮に、心から感謝申し上げます」など、感謝+敬意をセットで表現する文型を覚えておくと、どんな場面でも安心です。
大切なのは、過剰にへりくだるのではなく、「気持ちを言葉で丁寧に包む」ような感覚。目上の方との関係は、きちんとしたマナーを押さえながらも、やわらかさや人柄がにじむ言葉遣いを心がけると、より信頼感のある関係を築けますよ。
お礼が遅れてしまったときの対処法とフォロー
ついついバタバタしていて、お礼を伝えるタイミングを逃してしまうことってありますよね。「しまった、言いそびれた…」「今さら言っても変じゃないかな?」と不安になる気持ちもよくわかります。でも大丈夫。お礼が遅れたとしても、きちんと気持ちを伝えることが何より大切です。
まずは、素直に「遅くなってしまったこと」を認める姿勢が好印象です。たとえば、「お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。とても嬉しかったです。ありがとうございます」といったように、謝罪と感謝の両方を丁寧に伝えましょう。
相手によっては「全然気にしてないよ〜」と言ってくれるかもしれませんが、「きちんと伝えようとしてくれた」という事実が信頼を生みます。
また、どうしても遅くなった理由を添えたいときは、「ちょっと立て込んでいてご連絡が遅くなってしまいました」など、簡潔に、言い訳っぽくならないように注意しながら言葉を選ぶのがコツです。
一方で、「遅れをあえて触れずに感謝だけを伝える」という方法もあります。相手との関係性や空気感によって、そちらの方が自然な場合もありますので、相手の性格や状況を見て選んでみてください。
大切なのは、「お礼が遅れた=もう遅い」ではないということ。たとえ数日空いてしまっても、真心のこもった言葉は、きっと届きます。今からでも遅くありません。思い出したその瞬間が、感謝を伝えるベストタイミングです。
感謝だけで終わらせない!関係性を深める一言の工夫

「ありがとう」を伝えるだけでも、もちろん相手に気持ちはしっかり伝わります。でも、そこにもうひと工夫加えることで、より深くあたたかい関係性を築くことができるんです。
たとえば、お土産やプレゼントに対して「ありがとう!」のあとに、「〇〇さんらしいセンスだね!」とか「私のこと思い出してくれたんだなって感じて、すごく嬉しかったよ」など、相手の気持ちや行動に注目した一言を添えるだけで、グッと印象が変わります。
さらに、「今度は私が〇〇するね!」といった、“未来につながる一言”を加えるのも効果的です。たとえば「今度は私が美味しいお菓子、見つけてくるね」とか「次に会うとき、〇〇のお話聞かせてね」など、軽やかな未来予告のようなフレーズがあると、やり取りが一方通行にならず、自然に次の会話や行動へとつながっていきます。
また、「またお話しできるの楽しみにしてますね♪」「〇〇さんとお話すると元気出ます」など、相手に“あなたと関わる時間が心地いい”と伝える言葉は、とても心を打ちます。
感謝の言葉って、ただのマナーではなく、人と人との関係を育てるための小さなタネのようなもの。そのタネに水をやるように、ちょっとした一言を添えるだけで、関係はどんどん育っていきますよ。
お礼を伝えるときに気をつけたいNG例
お礼を言うこと自体はとても良いことですが、伝え方によっては「かえって失礼になってしまう」こともあるので注意が必要です。せっかくの感謝の気持ちが、誤解やモヤモヤを生んでしまわないように、よくあるNGパターンをチェックしておきましょう。
まず1つ目は、テンションの差が激しいパターンです。あまりにテンションが低く、「あ、どうも…」みたいな素っ気ない言い方をしてしまうと、「嬉しくなかったのかな?」「渡して悪かったかな…」と相手に不安を与えてしまいます。逆に、必要以上にテンションが高すぎると、「本当に思ってるのかな?」「ちょっと大げさすぎ?」と不自然に感じられてしまうことも。大切なのは、相手との距離感や雰囲気に合わせて、自然なリアクションを心がけることです。
2つ目は、感謝の言葉が曖昧なまま終わってしまうパターン。たとえば「これ、いいですね〜」だけでは、「で、ありがとうって言いたいの?どうなの?」と、ちょっと伝わりづらくなります。「嬉しい」「ありがたい」「助かった」など、明確な感情表現を含めることで、相手にもきちんと伝わります。
そして3つ目は、無意識に余計な一言を加えてしまうパターンです。たとえば「これ、実は苦手なんだよね〜」とか「同じの前にもらったことあるかも」など、ちょっとした本音でも、相手にとっては「せっかく選んだのに…」と感じさせてしまうことがあります。
感謝を伝える場面では、「正直さ」よりも「相手の気持ちに寄り添うこと」が大切です。言葉を選びながら、気持ちをまっすぐに届ける。これが、伝わる“ありがとう”の基本です。
まとめ:お土産をもらったら、ちょっと丁寧に感謝を伝えてみよう
お土産やプレゼントは、ただのモノではなく、“あなたのことを考えてくれた時間”のプレゼントでもあります。どんなに小さなものでも、そこには「喜んでもらえるかな?」「似合うかな?」という気持ちが込められています。
だからこそ、その気持ちに対して「ありがとう」「嬉しかったよ」と言葉で返すことは、礼儀以上に、心と心のやり取りなのだと思います。うまく言えなくてもいいんです。かしこまった言い回しじゃなくても、あなたらしい言葉で、素直に気持ちを伝えるだけで十分伝わります。
今回ご紹介したように、相手との関係性やシチュエーションに応じた言葉の選び方や伝え方を少し意識するだけで、より丁寧で気持ちのこもった「ありがとう」が伝えられるようになります。
そして、その“ちょっと丁寧な一言”が、次の会話や関係のきっかけになることもあります。「また話したいな」「また会いたいな」と思ってもらえるような、そんな素敵なお礼の言葉を、ぜひこれからの毎日に取り入れてみてくださいね。

